竹熊健太郎×赤松健 徹底討論 Vol4,5が面白かった。
赤松健:
赤松理論には「楽しみ代」という概念があるんです。自分が描いてて楽しいと、自分が楽しみ代を払ってることになるからもうからないんです。編集者や読者を楽しませようと思って描くと、楽しみ代が自分に入ってくるんですよ。自分が楽しんでいたら、自分が楽しみ代を払うから、ほかの人は楽しみにくいし、デビュー確率も下がる。
「楽しみ代理論」。面白い考え方だ。
楽しむということが既に対価というわけか。
岡田斗司夫が言ってる評価経済とかと近い考え方のような気がせんでもない。
あと、赤松健は本当にプロデューサー的というかリアリストだなぁと。
竹熊:
夢が明日実現するのと、10年後に実現するのと、どっちがいいですかと聞かれたことがあって。僕は10年後がいいと答えたんですよ。だってプラモデルも組み立ててる過程が楽しいんじゃないですか。できあがったプラモデルって、組み立てることが趣味の人にとっては面白くも何ともないですよ。
赤松:
私だったら、プラモデルは翌日すぐに完成させて、2つ目に取りかかります。
竹熊:
だからそこが根本的に違うんですよ(笑)。僕の場合、ぶっちゃけて言うなら完成しなくてもいいんですよ。
このプラモデルの件がすごく2人のスタンスを表してて良かった。
竹熊健太郎の「ぶっちゃけて言うなら完成しなくてもいいんですよ。」は
少しだけこころに響いた。
少し話はかわるんだが、赤松健の
「自分ではなくて、編集者や読者が楽しいもの、面白いものを書く」
っていうのを発言を読んで、その昔「ラブひな」で感じでいた違和感を思い出した。
「ラブひな」はマガジンで連載してるとき読んでたんだけど、
多分、自分が高校3年くらいに連載開始だった。
それで、当時読んでて、そこそこ面白いし、言い方悪いがオタク受けしそう
な感じだなぁという印象で、アニメ化もされたし、やっぱり連載開始して
けっこう直ぐくらいから人気でてたみたいなんだけど、読んでて思ったのは、
「なんでこの人こんな漫画書いてるんだろう? この漫画が本当にこの人の
書きたい漫画なんだろうか? せっかくマガジンで連載してるんだし、
もっと自分の書きたいテーマとか漫画好きに一目置かれるような、
そんな漫画とか描きたくないのかなぁ?」ってことだった。
で、その答えとしては、やっぱり赤松健は自分の書きたいものではなくて
編集者や読者が楽しいもの、面白いものを書いてた。
だからこその成功したんだろうな。
でも、1作品くらいは赤松健が書きたいように書いた作品も見てみたい気がする。
⇒ 竹熊健太郎×赤松健 徹底討論 Vol.4
⇒ 竹熊健太郎×赤松健 徹底討論 Vol.5
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