バクマンはジャンプシステムのカラクリとかも含めて普通に漫画家漫画
として面白いんだけど、でもずっとジャンプを読み続けてる読者としては
どうしてもガモウひろし(大場つぐみ)の半自叙伝としての面が強調されて、
ほんの少しだけ感慨深いものがある。
ガモウひろしは「ラッキーマン」という漫画を描いてて、そこそこ
ヒットしアニメ化もされた。そして「ラッキーマン」終了後、
ガモウひろしはジャンプで2本連載を描いた。
「僕は少年探偵ダン」と「バカバカしいの」という漫画だ。
だだ、どちらもかなり早い段階で打ち切りになる。
そして、それ以降ガモウひろしはジャンプから姿を消した。
「バクマン」の川口たろうがガモウひろしを投影させたキャラということ
ならば、漫画家ガモウひろしはここで倒れたということだろう。
個人的に当時、どんな風にその短期で打ち切られた漫画を読み、短期打ち切りという結果を
見ていたか思い返すと『まあ、ガモウは絵も下手クソだし、結局ラッキーマン
だけの一発屋だな。もうダメだな。』と、そう思っていた。
多分、そういう風に「ラッキーマン」より後のガモウひろしを見ていた読者
は少なくないんじゃないだろうか。そしてそれを一番感じていたのは
ガモウひろし自身だったんじゃないかと思う。
今思えば、自分はあの時ガモウひろしを見放した読者の一人なのだ。
ジャンプからガモウひろしが姿を消してから2年後、彼は
「DEATH NOTE(デスノート)」という漫画をひっさげ「大場つぐみ」と
名前を変え、漫画原作者としてジャンプに復活する。
「DEATH NOTE(デスノート)」は面白かった。そして大ヒットした。
まさに大リベンジ、大復活劇だ。
川口たろうの墓に読者アンケート1位を獲ったことを報告しに行く件がある。
ここでの『おじさんが取りたかった、おじさんが一度も獲れなかった
「週間少年ジャンプ」の読者アンケート 1位だ』という真城最高の台詞。
この台詞って大場つぐみからの、ガモウひろし自身、ジャンプ編集者、
そして何よりあの時自分を見放した読者への『どうだ、見たか!』っていう
心の叫びなんじゃないかと思ったんだ。
そう考えるとこのシーンは、ほんの少しだけどグッときたんだよな。
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